アルハンブラ宮殿~これが教科書で見たナスル宮殿②
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(成田-セビージャ-グラナダ-コルドバ-トレド-マドリッド)
旅行四日目③
大使の間を抜けると、ハイライトの「ライオン宮」へ
アルハンブラ宮殿最大の見どころです!
ナスル宮殿map
ここライオンの宮殿
ライオンの中庭と、庭を囲む部屋は王のハーレムだったので、王以外の男性は立ち入り禁止
華やかな世界が広がってたことでしょう
華やかな世界とともに、確執が生まれたのも確か・・
この宮殿には、いくつかの悲劇が語り継がれてます
中庭を囲む回廊の柱は、大理石でできていてとても精細で美しいです
その数はなんと124本もあり、美しいです~
精細な模様が施された大理石の柱が華麗です
淡い色彩で装飾されたアーチ
庭に出ると
美しいイスラムの世界のライオン宮
奥の部屋が掘り彫刻の間
修復が終わったライオンの中庭
逆光のため角度が違うけど、よく教科書でみるこのアングル!
とうとう夢にまでみたアルハンブラ宮殿、感慨深いものがありました
しかし、寄ってみるとライオンぽく見えませんっ
かわいいトラか犬みたい
いくつかあるお部屋を周ります
見事なアーチが続く諸王の間
歴代王の肖像画の修復中でした
次の部屋は
丸い木の天井をアラベスク装飾と囲むように装飾された鍾乳石の飾り
青い色合いがとても優しい
この細工は石膏をいろいろな鋳型に流し込んで型取り、つなぎ合わせたもの
こんな作業を成し遂げ、すごいです
木の円型の天井もアップ
そして
蜂の巣のような天井のアベンセラヘスの間
鍾乳石飾りが細かく、優雅で幻想的な細部仕上げで星形になってます
目もくらむような複雑な細工は、スタッコ細工と呼ばれ、石膏をいろいろな鋳型に流し込んでかたどり、多種多様な模様の焼き石膏板を組み合わせてつなぎ合わせたもの
人が作ったものとは思えないほど、美しいです
意外に青みがかってました
しかし、この部屋ではおぞましい出来事がありました
こんな美しい部屋で、
政界の最大勢力アベンセラヘス家の36人が、王の命で斬殺され、今でも噴水に血の跡が残ってるとか・・・
今は何事もなかったように穏やかです
そして
二姉妹の間へ
アベンセラヘスの間と二つの間の造りは似てますが、
「二姉妹の間」の天井は、八角形で、
「アベンセラヘスの間」の天井は、先ほども少々触れましたが、八つの突起を持つ星形で、青みが多いです
中央には噴水があります
そして
漆喰にアスレホが美しいバルコニー
廊下を歩いてくと
アルバイシンが眺められます
階下には美しいパティオ
いよいよ出口もすぐ・・・
下に降りてきました
降りてきた奥には、大浴場らしい部屋がありました
いよいよ出口です
魔法を使って完成させたといわれる美しい宮殿、名残惜しく、しばしパティオで座ってました
アラブとイスラムの影響を残したアルハンブラ宮殿、
イスラム教徒から領土を奪還しようとするキリスト教徒のレコンキスタによって、最後の王ボアブディルはお城を明け渡すことになりましたが、その思いはさぞかし無念だったでしょう
その後、
18世紀の王位継承戦争やナポレオン戦争を経て、アルハンブラは荒れてしまいましたが、
「アルハンブラ物語」によって、その美と歴史的価値を再発掘されました
アルハンブラ宮殿はスペインの最大の見どころの一つで、人々を魅了しています
もう少しアルハンブラ宮殿の中の散策が続きます